矢島-江戸の参勤交代の行程図 101頁~120頁



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141頁~宿場・街道の説明12頁目      宿場・街道の説明13頁目~35頁目      宿場・街道の説明36頁目~裏表紙

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数々の街道を歩き、すばらしい文章を残してきた眞人さんが、腰を痛めた関係で、しばらく街道歩き・町歩きを休むようです。
復帰されるまでの間、つなぎとして、このBBSに私の家に伝わる矢島-江戸間の参勤交代の行程図の1頁1頁の写真を撮って紹介していこうと思います。
200頁を超えるので長丁場となりますが、興味ある方は見てけれな。。

では、早速行くから。

この資料は、然るべきところに寄贈することになっているものだから。
長丁場すぎるようならば、少し飛ばしたりするから。。
2016年8月 サトウケンジさんの投稿



さて、道中は福島県内を過ぎ、小坂峠を通り宮城県内に進んでいきます。だいぶ来ましたねぇ。 七ケ宿街道というようです。


101頁め。

「館岡」

「林嵜村」



102頁め。

「金谷村」

「本飯田」

「土生田村」  辻大明神


(これらの地名は、現代の地図でも確認できました)



103頁め。


この辺、沼あり

朧気川

「朧気村」

(現在も、尾花沢病院の西に沼がありますが、その沼のことかと、)



104頁め。

「尾花澤」

乳川  又   丹生川

「萩ケ袋村」

(橋がないねぇ、、。 多分、橋を架けるとしたら、秋田側の諸藩などがお金を出し合ったりして架けないとだめだったんでねがな?  公共事業っていうのは、なかなか大変なだな。)



105頁め。

「野黒沢」

「芦沢」

(何とかが"石原"だって書いてあるみたいだけど、、。 この山のことか、この坂のことか? わからね。)



106頁め。

「名木沢村」

「佐羽ケ峠」 御代官所

地蔵堂  最上川

(「日本奥地紀行」を書いたイザベラ・バード女史もこの峠を越えたようだ。 (今でいう「猿羽根峠」と思います))



107頁め。

峠より下り 坂山陰にして 最上川見えず

最上川

「船形」  八幡宮

船形川 鯖根川とも

(「鯖根川」は、佐羽根とか、佐羽とか、猿羽根とか、、とも書くんだべな。)

(そろそろ「我が鳥海山」も見えたりしているころと思うのですが、、。 だいぶ来ました)



108頁め。

(ここまで来たら、ひたすら、テクテクと新庄方向に向かう、、、。。

って感じだろうかねぇ。 テク テク テク。 橋もなく、山道、、。)



109頁め。

「新庄」

(奥羽本線特急で上野-秋田間の行き来をしていたころは、「新庄」って良く聞いた。 現代は、秋田新幹線で行き来をするから馴染みが薄れたと思う。)



110頁め。

「茶屋丁」

「大田村」



111頁め。

「和泉田村」

「横根坂」



112頁め。

「赤坂新田」

赤坂三つ有

「宇和台村」


(山形県通過に向けて、あと少しというところ。
赤坂、ちゃんと三つ描いているんです。)



113頁め。

「山嵜村」

「金山」  不動尊

「金山新田」


(羽州街道、北上していきます。)



114頁め。

「森合坂」

「薬師ケ嶽」  「薬師堂」

「下中田村」

(現代の地図では、「薬師山」と記載されています。この行程図によれば、この山の東側麓を通っているようですね。)



115頁め。

「本中田村」

「上中田村」

「生根坂」

(現代地図では、主寝坂と載っている坂と思います。いったん右に周り、そのあと山・森を避けつつ、標高を上げながら左に大きく巻いて進んで行きます。 秋田街道ですよ。
茶屋とか、ここんとこ、ぜんぜんないなぁ。)



116頁め。

地蔵堂

「及位」


(「及位」は「のぞき」と読む。山形県の北端だな。結構、家があるようで、左端に、番所みたいなのも描かれているよ。)


次の頁は、山形-秋田の県境に向かっていきますよ。



さて、道中は、秋田・山形の県境に向かっています。前頁の「及位」は最後の宿場なんですよ。

117頁め。

「秋田道」


(ここで、秋田道と別れ、「甑峠(こしきとうげ)」超えの道を進みます。 この道沿いは、山間に田んぼがあるだけで、ほかは何もないですねぇ。)

(ちなみに、「日本奥地紀行」を書いた英国人イザベラ・バード女史は、秋田道を通り雄勝峠越えをして、院内-湯沢-六郷-神宮寺-久保田とたどっています。)



118頁め。

「伝兵衛クリ」

「カヤ野」 三里と云う

(道筋は、田んぼもなくなり、カヤの原がずーっと続いてます)



119頁め。

「前森」

「三本杉」 「大清水」  「何とか沼」 「惣兵衛泣かせ」


( 前森山の東麓を通り、いよいよ甑峠sへの登りです。惣兵衛泣かせは大岩でしょうかねぇ。 沼は、蔦沼と書いているのでしょうかね?)



119頁めと120頁めの見開きで写真を撮っています。

ちょうど甑峠が両頁にまたがって描かれているので。

「甑峠」

峠のピークに家屋が見えます。「御休」と書いてますね。お休み処でしょうね。



120頁め。

「甑峠」   御休


(峠を越えて、山林の中をどんどん下っていきます。山有り 谷有り、、ですよ。 ガケ有り、、ですね。

 とうとう秋田県内に入りました。)